
円で預金しても金利がつかないし、これから外貨預金をしようと考えています。だけど、外貨預金は微妙という人がいるので、迷っています。外貨預金がおすすめできない理由が知りたいです。
日本の銀行にお金を預けても金利は、【0.001】%しか貰えません。
なので、金利が高い外貨預金が近年人気が出ています。
しかしながら、一見、外貨預金は、良さそうに見えても、むやみに飛びつかないで、慎重になりましょう!
外貨預金の仕組みを知れば、かなり効率が悪い仕組みだということに気づくはずです。
- 長期金利が低い
- 手数料が高い
- まとまった資金が必要
以下の記事では、外貨預金がおすすめできない理由について詳しく解説していきます。
外貨預金とは


外貨預金とは、日本のお金【円】で銀行に預けるのではなく、外国の通貨で銀行に預けることを言います。



なんで、外貨預金をみんなしているんだろう?日本円で預金していたらダメなのかな。
このように思う方も多いです。
外貨預金のメリットは、日本の銀行預金よりも、金利が多く貰えることです。



日本の銀行の普通預金に預けていてもお金が増えないので、定期預金で毎月一定額を貯金しています。
普通預金は金利が安いから、定期預金にしている方も多いです。
しかしながら、大手金融機関(三井住友など)の定期金利は0.002%と普通預金と対して変わらない水準です。
一言で言えば『どんぐりの背比べ』です。
外貨預金【3つのメリット】


- 始めやすい
- 銀行預金よりも金利が高い
- 為替差益を狙うことができる
外貨預金のメリットは、上記の通りです。
詳しく解説していきます。
始めやすい
外貨預金は、銀行などにプランが分かりやすく書かれているため、資産を運用したい方には始めやすいです。
また、円貯金から外貨預金に変わるだけなので、イメージしやすいというメリットもあります。
そのため、銀行の営業マンに勧められて始める方は非常に多いです。
銀行預金よりも金利が高い
外貨預金をするだけで、銀行の普通預金よりも100倍以上の金利を貰うことも可能です。
為替差益を狙うことができる
外貨預金なら、為替差益を狙うことができます。
しかしながら、逆に損する可能性もあります。
ただ、外貨預金は数年~数十年の長期的に運用している人が多いので、毎月預金するなど、定期的に預金をしていれば、平均取得単価が下がり為替差益によるリスクも下げることができます。
外貨預金をおすすめしない【3つのデメリット】


- 長期金利が低い
- 手数料が高い
- まとまった資金が必要
外貨預金のデメリットは、上記の通りです。
詳しく解説していきます。
長期金利が高い
外貨預金がおすすめできない理由として、長期で預金すればするほど、金利が下がるという欠点があります。
外貨預金は、基本長期的に預けていく物なので、国内預金よりも金利は高いのは変わりませんが、メリットは減少します。
手数料が高い
外貨預金は、手数料がクソ高いです!
手数料は銀行によって変わってきますが、高いところだと、1米ドルにつき【1円】の手数料(片道)がかかります。
安いところでも【25銭】の手数料がかかります。
まとまった資金が必要
外貨預金では、まとまった資金が必要です。
外貨預金の金利の恩恵を得るには、1億円ぐらいの、ある程度まとまった資金が必要です。
なので、為替差益を考えなければ、外貨預金をした時点で、手数料≫金利になっています。
しかも、手数料分を回収するのに、約5年預けなければいけません。
毎月定額預金していくなら、確実に手数料負けしてしまいます。
外貨預金とFXの5つの違いを比較


FX | 外貨預金 | |
---|---|---|
利息 | 毎日もらえる | 長期になるほど高くなる |
手数料 | 安い | 高い |
レバレッジ | 25倍までOK | |
信託保全 | ||
税金 |
外貨預金とFXの5つの違いを比較すると、上記の通りになります。
詳しく解説していきます。
毎日金利が貰える
FXなら、スワップポイント(金利)を毎日貰うことができます。
2022年7月1日の買いスワップポイントが1万通貨あたり67円なので、単純計算で考えると365日×67円=24,455円のスワップポイントが1年間で貰えます。(
手数料が安い
- 口座開設手数料
- 口座維持手数料
- 取引手数料
FXでは、上記の手数料が【無料】です。
また、FXの実質的な手数料(スプレッド)は片道0.1~0.3銭です。
つまり、1万通貨あたり10円~30円の手数料だけです。
また、FX会社によっては、主要通貨の外貨両替のサービスを提供しています。
なので、海外旅行前に外貨両替を格安で利用できます。
外貨両替は【外貨ex byGMO
レバレッジが使える
FXの最大のメリットとして、レバレッジを使うことができます。
レバレッジとは、『てこの原理』のことを言います。レバレッジにより。少ないお金で何倍ものお金の取引が可能になります。
例えば、外貨預金だと1米ドル100円の時に1万米ドルに変えるには、100万円の資金が必要ですが、FXの場合レバレッジを最大25倍までかけることができるので、約4万円で1万米ドルの取引ができます。
なので、少額の資金で大きなスワップポイントをもらうことができます。
スワップポイント狙いの場合、長期取引なので、レバレッジは2~3倍に抑えることがおすすめです!
レバレッジについては、↓の記事で詳しく解説しています。
信託保全
もし、FX会社が倒産してしまった場合でも信託保全により、口座資金は守られます。
しかしながら、外貨預金の場合は、銀行のペイオフの対象外である場合が多いです。
そのため、銀行が破綻してしまうと、1円もお金が返ってきません。
税金
FX | 外貨預金 | |
---|---|---|
為替差益 | 20.315% | 20.315% (予約レートあり) 55.945% (予約レートなし) |
利息 | 20.315% | 20.315% |
FXと外貨預金の税金を比較すると、上記の通りになります。
しかしながら、年収2,000万円以下の給与所得者で、為替差益を含めた給与所得・退職所得以外の所得が年間20万円以下の方は、確定申告が不要になります。(複数の会社から給与を得ている場合など、一定の場合を除きます。)
長期運用をしたいなら【積立FX】がおすすめ


- 1通貨から購入できる
- 自動購入機能がある
- レバレッジ3倍までOK
- 運用方針を気軽に変更できる
- 信託保全制度がある
- 税率は一律20.315%
- スマホで簡単に操作ができる
積立FXの特徴は、上記の通りです。
外貨預金にはペイオフ制度がありませんが、積立FXには【信託保全制度】があるので、長期運用でも安心してお金を預けることができます。
また、効率よく運用するために、運用方針(取引数量・通貨ペアなど)をスマホで気軽に変えることができるというメリットもあります。
自動購入機能がある
積立FXには、自動購入機能があります。
毎日・毎週・毎月の中で、自分が設定した時に自動で購入してくれるため、買い忘れを防いでくれます。
また、一定の間隔で購入することにより、ドルコスト平均法の原理に沿って購入単価を平均的にすることができます。
レバレッジ3倍まで
積立FXのレバレッジは、3倍なので低いと感じる方もいるかもしれません。
しかしながら、積立FXは、長期運用が目的なので、低レバレッジでやるのが正解です。
なぜならば、1年で1000PIPS(10円)以上の損失を抱えることも視野に入れなければいけないからです。
そのため、レバレッジは1~2倍がおすすめです。
外貨預金におすすめ!FX会社【3選】


GMOクリック証券- 外為どっとコム
- SBI FXトレード
金利狙いの方におすすめなFX会社は、上記の3社です。
以下で詳しく解説していきます。
GMOクリック証券


- 20通貨ペアの取引が可能【業界最狭水準のスプレッド】
- 最低取引単位【1万通貨】
- 各種手数料【無料】
- 平日24時間サポート
- 信託保全先が多い
GMOクリック証券は、スワップポイントが高く、信託保全先が多いので、安心してお金を預けることができます。
スマートフォンのアプリが使いやすいので、いつでもどこでも取引することができます。
また、FX以外にも株・債券・CFDなどの取引も可能なので、『この株が上がりそうだから持っておこう』『これから金はもっと上がるはずだから持っておこう』など、総合口座として使うこともできます。
\ FX会社ランキング【No.1】 /
外為ドットコム


- 30通貨ペアの取引が可能【業界最狭水準のスプレッド】
- 最低取引単位【1000通貨】
- 各種手数料【無料】
- ポジションを決済しなくても、スワップポイントが受け取れる
- 積立FXができる
外為どっとコムは、ポジションを決済しなくても、スワップポイントを毎日もらうことができます。
初心者の方の口座開設が多いので、誰でも安心して口座開設ができるのが特徴です。
また、1通貨から積み立てることができる【らくらくFX積立】サービスがあります。
\ らくらく積立サービスが人気 /
SBI FXトレード


- 34通貨ペアの取引が可能【業界最狭水準のスプレッド】
- 1通貨から取引ができる
- 各種手数料【無料】
- 業界最良水準のスワップポイント
- 積立FXができる
SBI FXトレードは、1通貨から取引することができ、スワップポイントも高いので、少額から外貨預金を考えている方におすすめです。
また、積立FXをすることができるので、定期的に外貨預金をしたい方に人気があります。
しかしながら、SBI FXトレードの取引アプリは、全体的に少し使いづらいというデメリットもあります。
まとめ:FXを外貨預金として使う方法がおすすめ


- 長期金利があまり高くない
- 手数料が高い
- まとまった資金が必要
外貨預金をおすすめしない理由は、上記の通りです。
日本の金利に比べて高いので、良さそうに見えますが、実際には、銀行が手数料で儲かるシステムになっています。
外貨預金をした時点で、手数料分の損失を抱えた状態になり、米ドルの場合それを回収するのに約5年かかります。(金利0.1%の場合)
なので、数十年単位で外貨預金をするならいいのですが、5年以内にお金を換金する可能性があるならおすすめできません!
また、米ドルなら1億円ぐらいのまとまった資金がなければ、金利はあまり貰えません。
なので、金利を狙うなら、少額からでき、レバレッジを効かせられるFXがおすすめです。
外貨預金をするなら、複利運用をすることがおすすめです⇓


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