
FXの成行注文は、どういう注文方法のことを言うのだろう?成行注文で注文するデメリットはあるのかな?
実は、FXの成行注文とは、1番オーソドックスな注文方法です。
成行注文を使うと、今の価格で売買をすることが可能です。
そのため、チャートを見ながら、急な価格の変動に対処できます。
この記事では、FXの成行注文のやり方・メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
FXの成行注文とは


成行注文とは、レートや時間を指定せず、今の価格で売買ができる注文方法を言います。
その他の注文方法とは違い、レートを指定しないので、発注するまでの時間が短いというメリットがあります。
しかしながら、レートを指定していない分、値動きの激しさによっては、予期していない価格で約定することもあるので注意が必要です。
ストリーミング注文との違い
成行注文は、注文までに数クリックが必要になります。
しかしながら、ストリーミング注文は【売り】【買い】のボタンを1回押せばポジションが約定します。
そのため、成行注文よりも価格のブレが無くなるため、『今の価格でトレードしたい』ほとんどの方はストリーミング注文で売買をしています。
成行注文の3つのメリット


- 誰でも簡単に売買できる
- 相場の急変にも対処できる
- 他の注文方法と組み合わせる事もできる
成行注文のメリットは、上記の通りです。
詳しく解説していきます。
誰でも簡単に売買できる
成行注文は、その他の注文方法とは違い、誰でも簡単に売買ができます。
そのため、FX初心者の方にも好まれて使われています。
相場の急変にも対処できる
成行注文は、チャートを見ながらトレードをしていくので、相場の急変にも対処できます。
なので、相場の上がりすぎでショートを仕掛け、数秒で利益を確定するなどのスキャルピングにも向いています。
価格が激しく動いている相場の中で、大きな利益を得ることも可能です。
他の注文方法と組み合わせる事もできる
成行注文でポジションを持った後、OCO注文などの注文入れることも可能です。
または、ストリーミング注文で決済注文を同時に入れることができます。
成行注文【3つのデメリット・注意点】


- スリッページがある
- 約定されないことがある
- ポジポジ病になる可能性がある
成行注文のデメリット・注意点は上記の通りです。
詳しく解説していきます。
スリッページがある
成行注文で注文をすると、注文した価格よりも0.1~2PIPSぐらい不利なレートでポジションを取る場合があります。(これをスリッページと言います)
すべての注文方法でスリッページは存在するので、必要経費と考える必要があります。
※許容できるスリッページの範囲を通貨別にあらかじめ設定することもできます。
約定されないことがある
許容できるスリッページの範囲を設定していると約定されない場合もあります。
なので、相場の急変時には、スリッページの許容範囲を広げるなどの対策が必要になります。
または、相場急変時には取引せず、落ち着いてきたらトレードするなどの戦略を用意しておきましょう!
ポジポジ病になる可能性がある
成行注文は、取引しやすいですが、その分ポジポジ病になるリスクがあります。
なので、トレードする際は、しっかりと【戦略】を持ってトレードしましょう!
FXの成行注文のやり方


FXの成行注文のやり方について解説していきます。
以下の説明では、
PCでのやり方


- ①注文タイプを【成行】を選択
- ②売買を自分が取引したい方へ選択
- ③取引数量を記入
- ④許容スリッページを記入
- ⑤決済同時発注機能を使う場合は選択
PCでの成行注文のやり方は、上記の流れです。
すべてがOKならば、【確認画面へ】をクリックします。
確認画面で問題なければ、発注します。
スマホでのやり方
スマホでの成行注文のやり方について解説していきます。


成行注文をしたい場合は、画面下の【トレード】を選択し、売り・買いを選択します。


成行注文を選択し、取引数量を記入後、許容できるスリッページを記入して、【確認画面へ】をクリックします。


注文内容が良ければ、【注文確定】をクリックすることにより、注文が発注されます。
まとめ:FXの成行注文はオーソドックスな注文方法


成行注文とは、レートや時間を指定せず、今の価格で売買ができる注文方法を言います。
その他の注文方法とは違い、レートを指定しないので、発注するまでの時間が短いというメリットがあります。
しかしながら、ストリーミング注文の方が使い勝手がいいため、多くの方は成行注文よりもストリーミング注文(スピード注文)で取引しています。
注文方法まとめ
指値注文
逆指値注文
OCO注文
IFD注文
IFO注文
トレール注文
コメント