
ROCとは、どういうインジケーターなんだろう?使い方とかを知りたいな。
ROCとは、現時点での価格とn日前の価格の差を把握するオシレーター系インジケーターです。
相場の【買われすぎ】【売られすぎ】を調べることができます。
しかしながら、ROCは、他のオシレーターよりも、売買タイミングが分かりづらいというデメリットがあります。
この記事では、ROCの見方・使い方・注意点について詳しく解説していきます。
FXのROC(変化率)とは


ROCとは、Rate of Changeの略で、現時点での価格とn日前の価格の差を把握するオシレーター系インジケーターです。※変化率ともいう
モメンタムを改良したオシレーターになります。
過去との価格の変化率を表示することにより、買われすぎ・売られすぎを判断することができます。
ROCの計算式
ROC=100×(当日の終値-n日前の終値)÷ n日前の終値
ROCの計算式は、上記の通りです。
計算式からも分かる通り、ROCは非常にシンプルなオシレーターです。
ROC【見方】


- 中心線よりも上にある⇒買われすぎ
- 中心線よりも下にある⇒売られすぎ
※中心線は100%表記のFX会社もあれば、0%表記のFX会社もある
ROCの見方は、中心線を元に考えます。


中心線よりも離れれば離れるほど、【買われすぎ】【売られすぎ】度合いが増します。
ROC【設定値】


ROCの設定値は、9・10・12・25の中のどれか1つを使う人が多いです。
ROCは、2~3本表示することも可能で、中期線・長期線を表示させている人もいます。
ROC【使い方】


- ROCが中心線を貫いた時
- ROCが反転した時
- ダイバージェンス
ROCの使い方は、上記の3パターンあります。
詳しく解説していきます。
ROCが中心線を貫いた時


- ROCが中心線を下から上に貫いた⇒買い目線(上)
- ROCが中心線を上から下に貫いた⇒売り目線(下)
ROCが中心線を貫いた時に、貫いた方向に目線を決めます。
ROCが反転した時


- ROCが下向きになった⇒売り目線(下)
- ROCが上向きになった⇒買い目線(上)
ROCの反転により、売買方向を決めていきます。
ダイバージェンス


ROCのダイバージェンスにより【相場の転換点】を見極めることができます。
ダイバージェンスについては、↓の記事で詳しく解説しています。
ROC【注意点】


- 相場の流れがハッキリしていないと判断が難しい
- 2本以上表示させてもクロスで判断できない
ROCを使う際の注意点は、上記の通りです。
詳しく解説していきます。
相場の流れがハッキリしていないと判断が難しい


相場の流れがハッキリしていないと、上下にROCが動いて、目線を固定するのが難しくなります。
また、ダマシに引っかかりやすくなるという点に注意が必要です。
2本以上表示させてもクロスで判断できない


※ROC短期線【紫】長期線【黄】
他のインジケーターだと、2本表示させることにより、2本のクロスをみて買い時・売り時を判断することができます。
しかしながら、ROCの場合は、2本表示させても、2本のクロスで判断することはできません!
なので、ROCを使う時は、1本のみ表示させることがおすすめです。
まとめ:ROCで買われすぎ・売られすぎを判断できる


ROCとは、現時点での価格とn日前の価格の差を把握するオシレーター系インジケーターです。
現在の相場が【買われすぎ】【売られすぎ】なのかを判断することができます。
しかしながら、売買タイミングが難しいため、トレンド系インジケーター・チャートパターンを合わせて考えながらトレードしていく必要があります。
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