FXのOCO注文とは、なんだろう?使い方・設定方法について知りたいな。
OCO注文とは、利益確定ポイント・損切りポイントの2つの注文を同時に出す注文方法です。
このOCO注文を理解することができれば、チャートを見なくても攻めと守りを両方することができます。
この記事では、OCO注文の使い方・設定方法について詳しく解説していきます。
FXのOCO注文とは
OCO注文とは、「One Cancels the Other」の略で、利益確定ポイント・損切りポイントの2つの注文を同時に出す注文方法です。
どちらか、一方の条件が成立すると、もう1つの注文が自動でキャンセルされます。
↑の画像のように、100円でエントリーした場合、101円になったら利益確定・99円になったら損切の注文を出します。
↑OCO注文で、価格が指値注文に引っかかったら、自動的に利益確定され、損切り注文(逆指値)はキャンセルされます。
↑反対に、逆指値注文に引っかかると、損切りが自動で確定して、利益確定注文はキャンセルされます。
FXでOCO注文を使う【3つのメリット】
- リスク管理ができる
- チャートに張り付かなくてもOK
- 心が揺れない
FXでOCO注文を使う時のメリットは、上記の通りです。
詳しく解説していきます。
リスク管理ができる
OCO注文を入れることにより、リスク管理をすることができます。
チャートに張り付かなくてもOK
OCO注文を設定しておくことで、チャートに張り付かなくてよくなります。
心が揺れない
チャートを見ながら、利食い・損切りをしようとしても、欲が出てしまい、上手くできない時があります。
しかしながら、OCO注文をエントリーした後に入れておくと、自動で利食い・損切りをしてくれるので、心が揺れるということがありません。
OCO注文【使い方】
FXのOCO注文のやり方について解説していきます。
OCO注文までの流れ
- 注文タイプを【OCO】に変更
- 売り or 買いで入るかを決める
- 取引数量を選択
- 指値(利食い)・逆指値(損切り)の価格を入力
- OCOの有効期限を選択
- 確認画面へをクリック
新規注文でOCO注文をする場合の手順は、上記の通りです。
OCO注文は、持っているポジションに対しても設定することができます。
OCO注文をしたいポジションを選択後、OCOを選択し、設定値を入力すれば、設定が完了します。
自動でOCO注文をいれることもできる
毎回同じ値幅のOCOを設定するなら、【決済同時発注】をONにすれば、エントリーと同時に毎回同じOCO注文をすることができます。
FXでOCO注文を使う時の【3つの注意点・デメリット】
- 利益を伸ばすことができない
- 逆指値の時にスベル時が多い
- 一度設定したOCOはよっぽどの時以外は解除しない
FXでOCO注文を使う時の注意点・デメリットは上記の通りです。
詳しく解説していきます。
利益を伸ばすことができない
OCO注文は、あらかじめ利食い・損切りポイントを決めてしまいます。
そのため、利食い後に大きく相場が動いてしまった場合、機会損失になるというデメリットがあるので注意が必要です。
逆指値の時にスベル時が多い
OCO注文では、指値(利益確定)の場合は、ピッタリの価格で成約することが多いです。
しかしながら、逆指値(損切り)になると、0.1~1PIPSぐらい設定価格よりもスベリ、悪い価格で成約することが多いです。
一度設定したOCOはよっぽどの時以外は解除しない
一度設定したOCO注文は、なるべく解除or変更しないようにしましょう!(特に損切り)
なぜならば、OCOを解除してしまった結果、大損するor利食い損ねたということはよくある話だからです。
まとめ:OCO注文は簡単にできる
OCO注文とは、利益確定ポイント・損切りポイントの2つの注文を同時に出す注文方法です。
なので、OCO注文をすれば、仕事中・寝る時などチャートを見ることができない時に重宝します。
設定の方法も簡単なので、FX初心者の方でも悩みません。
しかしながら、利益を伸ばすことができないというデメリットがあるので、注意が必要です。