エリオット波動について知りたいな。知っていると稼げるのかな?
エリオット波動とは、【5波で推進し、3波動で修正する】という理論のことを言います。
- 今の価格が波動のどの位置にいるのか
- 今後どの方向に動く可能性が高いのか
- どの地点まで動くか
エリオット波動を学ぶことによって、上記の3つが分かるようになります。
トレードで稼ぎたいなら、エリオット波動を1度は学ぶべき必須の理論です。
この記事では、エリオット波動の考え方・使い方・注意点について詳しく解説していきます。
FXのエリオット波動とは
エリオット波動とは、1930年代にアメリカのラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した理論です。
相場は、上昇も下落も『5波で推進し、3波動で修正する』という理論で、相場は『フラクタル構造』なので、大きな相場の中には、小さな同じエリオット波動を形成していると考えています。
エリオット波動は【ローソク足】が適している
エリオット波動をカウントするならば、ローソク足がもっとも優れています。
なぜならば、ヒゲ・実体で相場の終わり・始まりが分かりやすいからです。
また、ライントレードのように、高値・安値を無視せずに、正確に取引ができるようになります。
エリオット波動を使う【3つのメリット】
- 今の相場がどの波動の位置にいるか
- 今後どの方向に動く可能性があるか
- どのぐらいの値幅動くか
エリオット波動は、上記の3点が分かるというメリットがあります。
詳しく解説していきます。
今の相場がどの波動の位置にいるか分かる
波動を意識していると、今の相場がどの波動の位置にいるかが分かり、下手なポジションを取らなくなるメリットがあります。
今後どの方向に動く可能性があるか分かる
エリオット波動を学ぶことにより、次の相場の動きが予想できるようになるメリットがあります。
どのぐらいの値幅動くか予想できる
エリオット波動を学ぶと、どのくらいの値幅動くか予想できるようになります。
エリオット波動【3つのデメリット】
- 習得が難しい
- 人によって引き方が変わる
- 明確な売買の目安にはならない
エリオット波動のデメリットは、上記の通りです。
詳しく解説していきます。
習得が難しい
エリオット波動の習得は、かなり難しいので、練習が必要になります。
まずは、過去チャートで、波動の形をラインで引けるようになるようにしましょう!
その次に、先が見えない状態で、今の相場がいる波動の位置を把握するようにしていきます。(難易度が一気に上がる)
エリオット波動のラインを迷わず引けるようになったら、実践で使うことがおすすめです。
おすすめの検証ソフト
検証ソフトは、【練習君プレミアム】がおすすめです。
なぜならば、MT4(無料)という、プロトレーダーも使っているチャートで過去チャートの検証ができるからです。
検証に必要な機能が揃っているにも関わらず、他の有名検証ソフトよりも値段も安く、バージョンアップも無料なので、お得です!
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人によって引き方が変わる
エリオット波動は、人によって引き方が変わることが多いです。
特に動いているチャート上では、個性が出てきます。
また、チャートが成熟してくるにつれて、エリオット波動の引き方を修正することも多いです。
明確な売買の目安にはならない
エリオット波動だけだと、「もうそろそろ修正派になりそうだな」という予測は立てることができても、明確な売買の目安にはなりません。
なので、エリオット波動が推奨しているダウ理論・フィボナッチの使い方も覚える必要があります。
エリオット波動【考え方】
エリオット波動の基本的な考え方について、解説していきます。
5波動で推進し、3波動で修正する
エリオット波動は、【5波動で推進し、3波動で修正する】という理論です。
なので、エリオット波動では、今どこの階層にいるのかを見極めることにより、先の相場の値動きを予測することが可能になります。
アクション波・リアクション波の2つで構成されている
- アクション波→1・3・5・A・C波
- リアクション波→2・4・B波
エリオット波動の中には、一回り大きな波(トレンド)と同じ方向に動く【アクション波】・反対方向に動く【リアクション波】の2つの呼び方があります。
フラクタル構造である
↑の画像のように、5波動+3修正波の中には、小さな5波動+3修正波が存在しています。
また、全体的に見れば、大きな1波目・2波目の中の流れに過ぎないというフラクタル構造で、できています。
エリオット波動【見つけ方】
エリオット波動のカウントは、大きな時間足からやりましょう!
なぜならば、相場はフラクタル構造だからです。
また、長期足の方が、全体の流れが読みやすいので、階層が分かりやすいというメリットがあります。
それを、短期足に落としていくと、短期足のエリオット波動が読みやすくなります。
エリオット波動【使い方・手法】
エリオット波動の使い方・手法を解説していきます。
【基本戦略】3波・5波・C波のN字を狙う
エリオット波動では、3波・5波・C波のN字を狙った順張りトレードがおすすめです。
N字を狙うことにより、値幅を狙うことが可能になります。
N字トレードについては、↓の記事で詳しく解説しています。
5波動終了後の修正波を狙うのもあり
5波動終了後の転換を狙ったトレードもおすすめです。
ダブルトップ・ダブルボトム・ヘッドアンドショルダーなどのチャートパターンを知っておくことで、相場の転換をいち早く知ることができます。
エリオット波動の注意点
- 第2波が第1波の安値を下回ることはない
- 第3波が最も上昇することが多い
- 第4波が第1波の高値を割り込むことはない
エリオット波動を使う際の注意点は、上記の通りです。
詳しく解説していきます。
第2波が第1波の安値を下回ることはない
エリオット波動の第2波は、1波の安値を割り込むことはありません。
なので、もし割り込んでしまった場合は、エリオット波動のカウントは終了になります。
第3波が最も上昇することが多い
エリオット波動では、3波が最も上昇することが多いです。
なので、第5波が1波・3波よりも長い場合は、エリオット波動ではないので注意が必要です。
第4波が第1波の高値を割り込むことはない
エリオット波動の4波が、1波の高値を割り込むことはありません。
もし割り込んでしまった場合は、エリオット波動のカウントを終了し、カウントの数え直しになります。
まとめ:エリオット波動を覚えると相場の予測ができるようになる
エリオット波動は、【5波動で推進し、3波動で修正する】という理論です。
相場は、エリオット波動が繰り返し起きている、フラクタル構造になっています。
そのため、エリオット波動を覚えることにより、今後の相場の予測が容易になります。
ただ、エリオット波動だけを学んでも、勝てるようにならないので、注意が必要です。