・フィボナッチリトレースメントについて知りたい
・線の引き方/使い方について知りたい
・未来の値動きを予測したい
こんな疑問をお持ちではないですか?
この記事で紹介するフィボナッチリトレースメントの使い方を実践すれば、誰でも簡単に使いこなせるようになります。
なぜなら、私もFX初心者の時に、実際に実践して、たった1日で使いこなせるようになったからです。
この記事では、FXのフィボナッチの引き方・使い方・手法を詳しく解説していきます。
記事を読み終えると、フィボナッチ・リトレースメントの使い方に困ることがなくなり、すぐに自分の手法に取り入れることができるようになります。
フィボナッチリトレースメントとは
フィボナッチ・リトレースメントとは、価格の戻り・反発ポイントを予測するためのツールです。
フィボナッチリトレースメントは、他のフィボナッチ分析よりも、使い方が簡単で、分かりやすいという特徴があります。
フィボナッチとは
フィボナッチ数列とは、中世にイタリアの数学者レオナルド・フィボナッチが発見した数列です。
このフィボナッチ数列を発展させたフィボナッチ比率がFXのテクニカル分析に応用されています。
フィボナッチの特徴
フィボナッチは、未来の値動きを考えるのに最適な、テクニカル分析指標です。
FXで使っているフィボナッチは、フィボナッチ数列を発展させたフィボナッチ比率を使っています。
フィボナッチで使うべき数値
- 0.0
- 38.2%
- 61.8%
- 100%
上記のフィボナッチの数列が一般的に使われています。
特に大事な数値は、38.2%・61.8%です。
これらの数値は、自然界の法則なので、人間が無意識に意識してしまう場所なので、反発する可能性が高いです。
フィボナッチリトレースメントの見方
フィボナッチリトレースメントの見方について解説していきます。
上昇トレンドの見方
上昇トレンドの場合は、天井から下がってきたところを見ます。
基本的には、38.2%・61.8%までの戻りを意識すると、戦略が立てやすいです。
下落トレンドの見方
下落トレンドの場合は、大底から上がってきたところを見ます。
フィボナッチリトレースメントの引き方
フィボナッチ・リトレースメントは、トレンドの最安値・最高値を結ぶのがおすすめです。
- 上昇トレンド→最安値100%・最高値0%
- 下降トレンド→最高値100%・最安値0%
上記のように、トレンドによって、起点が変わります。
フィボナッチリトレースメントの使い方
フィボナッチ・リトレースメントの使い方を解説していきます。
フィボナッチラインでポジションを取る
フィボナッチ・リトレースメントの基本的な使い方として、フィボナッチラインでポジションを取ります。
この際、ラインに到達したらポジションを取ってもいいですが、そのままラインを抜けてくることもあるので、ラインで反発したのを確認後、ポジションを取るようにすると、勝率が上がります。
【応用編】
ジワジワと上昇後、急落する相場の場合、中のフィボナッチが全く効かずに100%ラインも簡単に抜いてくる場合があります。
このような時は、ストップ狩りの場合があるので、100%ラインの下に1.382%・1.618%のフィボナッチラインを表示させて、対応することもできます。
フィボナッチラインで利益確定
フィボナッチラインを利用して利益確定をすることもできます。
また、38.2%で2/3利食い、61.8%で1/3の利益を確定するなど分割で利益確定をする場合もあります。
フィボナッチラインを抜いたら損切り
フィボナッチラインで反発を確認後、ポジションを持ったけど、下がってしまう場合もあります。
その場合は、フィボナッチラインをローソク足の実体が抜いたら、損切りすると大きな損失になりません。
また、損切りする場所が分かりやすくなり、迷わずに損切りができるので、おすすめです。
フィボナッチリトレースメントの3つの注意点
- 過信しない
- 小さなトレンド相場にはあまり効果がない
- 短期足のみで考えるとダマシが多い
フィボナッチ・リトレースメントの注意点は上記の通りです。
過信しない
フィボナッチ・リトレースメントは、ハマると、1つの相場でかなり稼ぐことができます。
しかしながら、FX相場には絶対はないので、損切りはしっかりとしましょう!
小さなトレンド相場にはあまり効果がない
フィボナッチ・リトレースメントは、小さなトレンド相場にはあまり効果がありません。
なので、なるべく大きなトレンド相場に使うようにしましょう!
短期足のみで考えるとダマシが多い
フィボナッチ・リトレースメントでは、短期足だけで考えていると、ダマシが多いので注意が必要です。
なので、長期足の流れを考えながら、短期足のフィボナッチ・リトレースメントを使うと、勝率が上がります。
また、長期足の順張り・短期足の逆張りを狙っていくと、値幅が取れるのでおすすめです。
フィボナッチと相性がいいインディケーター【3選】
- 移動平均線
- ボリンジャーバンド
- 一目均衡表
フィボナッチと相性がいいインディケーターは、上記の3つです。
詳しく解説していきます。
移動平均線
- 単純移動線(SMA)
↳一定期間の平均線 - 指数平滑移動平均線(EMA)
↳過去よりも、直近の値動きに比重を置いているため、反応が早い - 加重移動移動平均線(WMA)
↳一定期間の価格の比重を直近に向けて重くするので緩やかな相場に強い
移動平均線で相場の流れを考えながら、フィボナッチで押し目を狙うなど、移動平均線との相性がいいです。
また、移動平均線とフィボナッチが重なる場所は、抵抗が強くなりやすいので、反発を狙ったトレードをすることも可能です。
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドとは、真ん中には、単純移動平均線(SMA)があり、1標準偏差(1σ)・2標準偏差(2σ)・3標準偏差(3σ)の線を上下に表示したインジケーターのことを言います。※σは「シグマ」と読みます。
一目均衡表
一目均衡表とは、【基準線】【転換線】【先行スパン1】【先行スパン2】【遅行スパン】の5本の線を使って、相場を判断するインディケーターです。
一目均衡表もフィボナッチと重なっている線、特に雲の上限or下限と重なっている場所は抵抗が強いので、反発を狙ったトレードをすることができます。
FXで使える!その他のフィボナッチ指標
- タイムゾーン
- ファン
- アーク
- エキスパンション
FXで使えるフィボナッチリトレースメント以外のフィボナッチ指標は、上記の4つです。
詳しく解説していきます。
タイムゾーン
フィボナッチ・タイムゾーンは、時間を重視し、フィボナッチ数列の間隔に垂直線を引くテクニカル分析です。
それぞれの線の近くで大きな値動きが期待できます。
ファン
フィボナッチファンとは、トレンドの第一波の高値・安値にラインを引いて、それ以降のトレンドの流れを、3本の線(31.8%・50.0%・61.8%)によって分析する方法です。
アーク
フィボナッチ・アークは、フィボナッチ分析に時間の概念を入れたテクニカル分析です。
トレンドの高値・安値を結び、アーク(円弧)を使って、価格・時間の概念から予測していきます。
エクスパンション
フィボナッチ・エクスパンションは、他のフィボナッチ分析とは違い、トレンド第1波の高値・安値・押し目or戻り値の3点を結んで分析します。
未来の押し目or戻りが、どのくらいまで動くのかを、フィボナッチ比率を使って予測するテクニカル分析です。
主に、利益確定に使うことが多いです。
まとめ:フィボナッチで未来の値動きが攻略できる
フィボナッチ分析は、未来の値動きを分析するのに、最適なテクニカル指標です。
フィボナッチ分析は数種類ありますが、『フィボナッチ・リトレースメント』が、一般的に使われています。
フィボナッチの中で、【38.2%】【61.8%】の2つの数字が最も重要です。
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