・N波動の特徴を知りたい
・N波動を使った手法を知りたい
・稼げるチャートパターンを知りたい
N波動と言われると、かなり難しいイメージを持ってしまいますよね。
しかしながら、N波動(N字)とは、その字の通りチャートがNの形をしていることを言うので、一度形が分かってしまうと簡単に見つけることができます。
しかも、チャートがN字の時は、強いトレンドが発生している証拠なので、流れに乗れば稼ぎやすいのが特徴です。
この記事では、FXのN波動の見つけ方・使い方・手法について詳しく解説しています。
N波動(N字)とは
チャートの形がNの形をしているので「N字」・エリオット波動では「N波動」と言われています。
グランビルの法則でも重要な売買サインです。
特徴
N字を形成する時は、トレンドを形成している部分は、大体同じ値幅伸びる傾向にあります。
そのため、N字が出現した時は【トレンドフォロー】が最も効率的なトレード戦略だと言えます。
エリオット波動の必須パターン
エリオット波動は「5波動で推進し、3波動で修正する」という理論で考えられていますが、N波動の数をカウントしています。
そのため、N波動を理解することができれば、エリオット波動も理解することが可能です。
エリオット波動については、↓の記事で詳しく解説しています。
N波動の3つのメリット
- 見つけ方が簡単
- トレンドが分かりやすくなる
- 利益確定の値幅を決めやすい
N波動でトレードするメリットは、上記の通りです。
詳しく解説していきます。
見つけ方が簡単
N波動の見つけ方は、簡単です。
N波動の特徴として、強いトレンドが発生した後に、小さめの修正波がおき、また、最初のトレンドと同じ強いトレンドが発生します。
そのため、強いトレンドの後の修正波を見つけることができれば、簡単にN波動の予測をすることができます。
トレンドが分かりやすくなる
N波動が始まった最安値と1回目の調整の最安値にトレンドラインを引くことにより、トレンドの方向が分かりやすくなります。
また、「トレンドラインを抜けたら損切り」などのルールを作ることもできるので、使い勝手が良いです。
トレンドラインの使い方については、↓の記事で詳しく解説しています。
利益確定の値幅を決めやすい
N波動では、最初の長さと、次の波動の長さが大体同じぐらいになりやすいです。
そのため、利確するタイミングを最初の相場の長さと同じにすることで、うまく利益確定ができます。
N波動の3つのデメリット
- 必ず1:1の比率で値幅が伸びるとは限らない
- ダマシも存在する
- 大きなN字の中に小さなN字も存在する
N波動のデメリットは、上記の通りです。
詳しく解説していきます。
必ず1:1の比率で値幅が伸びるとは限らない
N波動では、1:1の値幅で相場が動きやすいですが、必ずしも、同じ値幅で動くとは限りません。
1:1以上の比率の時もあれば、少ない場合もあるので、注意が必要です。
ダマシも存在する
N字には、他の手法などと同じようにダマシが存在しています。
なので、基準となるラインをローソク足の実体で下回ったら、すぐに損切りをするようにしましょう!
大きなN波動の中に小さなN波動も存在する
相場は、フラクタルなので、大きなN波動の中に、小さなN波動も存在しています。
そのため、大きなN波動と小さなN波動を分けて考えなければいけません。
長期足から短期足の分析をするマルチタイムフレーム分析をすれば、波動が分かりやすくなります。
N波動の使い方
N波動の使い方について解説していきます。
N波動の基本戦略
N波動の基本戦略は「順張り」で考えていきます。
エントリーポイント
N波動のエントリーポイントは、直近の高値を越えたらエントリーします。
高値を越えた瞬間エントリーしてもいいですが、終値ベースで越えてから、エントリーした方が確実です。
利益確定
- 1:1で利食い
- 直近の強い抵抗で利食い
N波動の利食いポイントは、上記の2つどちらかがおすすめです。
↑のチャートを見ると、実際に、1:1付近はレンジになっていたり、直近の高値抵抗ラインに触れた後、上ヒゲ陰線になっています。
これらは、利食い売り圧力+売りエントリーの参加者が増えたことによって、相場に迷いが生じている証拠です。
損切り
- 直近の高値をローソク足の実体で下回った
- トレンドラインをローソク足の実体で下回った
N波動をトレード根拠とした場合、損切りラインは上記の通りです。
どの手法でもそうですが、エントリー前にトレード戦略を立て、戦略が崩れたらすぐに損切りをします。
N波動を使った手法
N波動だけでは、勝つことは難しいです。
- 移動平均線と組み合わせた手法
- フィボナッチと組み合わせた手法
- ライントレードと組み合わせた手法
そのため、上記の手法との組み合わせがおすすめ。
詳しく解説していきます。
移動平均線と組み合わせた手法
N波動のエントリーポイントは、直近高値を越えてからですが、移動平均線を使うと、もう少し早くエントリーすることができます。
N字になる時は、移動平均線の短期線が中期線で支えられて、反発することが多いです。
そのため、短期線が中期線を貫かずに反発した所がエントリーポイントになります。
移動平均線の使い方は、↓の記事で詳しく解説しています。
フィボナッチと組み合わせた手法
フィボナッチを使って利食いポイントを予測することもできます。
- N波動の最安値を0とする
- トレンドの高値を100に設定
- フィボナッチの131.8% or 161.8%で利食い
フィボナッチの使い方は、上記の手順でやります。
次のトレンドが発生したら、同じように使うことが可能です⇓
このように、繰り返し使うことができるのが、フィボナッチを使うメリットです。
フィボナッチ数列の使い方については、⇓の記事を参考にしてください。
トレンドラインと組み合わせた手法
N波動の初動にトレンドラインを引くことで、大きなN波動が分かりやすくなります。
また、最初に引いたトレンドラインは、抵抗として使われることが多いです。
このトレンドラインが抜けたのと同時に、トレンド終了と判断することができます。
トレンドラインの使い方については、↓の記事で詳しく解説しています。
まとめ:N波動は強いトレンドが発生している合図
N波動は、チャートの形がNの形をしている状態のことを言います。
N波動の時は、強いトレンドが発生している合図なので、トレンドフォロー手法でトレードしていきましょう!
しかしながら、相場には絶対はないので、損切りポイントは、エントリー前に決めておくと安全です。
ペナント
フラッグ
カップアンドハンドル
ダブルトップ・ダブルボトム