FXのパーフェクトオーダーって何だろう?稼げるのかな?
パーフェクトオーダーは【移動平均線】を使う手法のひとつです。
実は、相場が大きく動く時は、ほとんどの場合パーフェクトオーダーになっています。
なぜなら、移動平均線は【過去の相場の平均値を現わす=人間の心理を現わしてる】ものだからです。
相場の流れをつかむには、移動平均線を使ったパーフェクトオーダーの手法がおすすめです。
この記事では、パーフェクトオーダーの見方・使い方について詳しく解説していきます。
パーフェクトオーダーとは
パーフェクトオーダーとは、移動平均線が上から短期・中期・長期足の順番で、並んでいる状態を言います。
移動平均線がパーフェクトオーダーの形になると、非常に強いトレンドが発生することが多いです。
分かりやすい形のため、トレード初心者でも使いやすい手法になります。
移動平均線の種類
パーフェクトオーダーは、上記のすべての移動平均線で使うことができます。
各移動平均線は、特色があるので、自分の手法に合ったものを使うことがおすすめです。
逆パーフェクトオーダーもある
パーフェクトオーダーは、上昇の時だけ現れるものではありません。
強い下落トレンドの時にも、逆パーフェクトオーダーが発生します。
パーフェクトオーダーの期間・数値
移動平均線の設定期間は人によって様々です。
一般的に使われている数字は25SMA・75SMA・200SMAですが、数字は自分が使いやすいものでOKです。
実際に私は、相場師朗さんの手法を参考にしているので、5SMA・20SMA・60SMA・100SMA・300SMAを使っています。
絶対に設定したらダメな数値
5SMA・6SMA・7SMAのように移動平均線の感覚が狭いのは、意味がありません!
しっかりと短期・中期・長期が分かるような設定が必要になります。
設定値を狭くしたいなら、使い方は異なりますが、移動平均線を使うGMMAがおすすめ。
順番が同じなら本数は関係ない
短期線・中期線・長期線の3本以上あれば、本数は関係ありません。
考え方は、5本でも8本でも同じです。
本数に正解はないので、自分が使いやすい本数をつかいましょう!
パーフェクトオーダーは、移動平均線の見方を知っておくと、さらに理解が深まります。
パーフェクトオーダーの3つのメリット
- 初心者でも相場の流れが分かりやすい
- リスクリワードが良い
- 特別なインジケーターが必要ない
パーフェクトオーダーのメリットは、上記の3つです。
詳しく解説していきます。
初心者でも相場の流れが分かりやすい
パーフェクトオーダーは、移動平均線の形が、短期・中期・長期の順番になっていればOKなので、見た瞬間にすぐに分かります。
基本は、形が崩れるまで同じ考えでトレードするので、分かりやすいです。
そのため、難しいことを覚えなくて良いので、初心者の方にもおすすめ。
リスクリワードがいい
パーフェクトオーダーは、相場の流れに沿ってトレードするので、リスクリワードが良くなります。
形が崩れたら損切りをするので、リスクが1に対して、利益が2以上になることが多いです。
パーフェクトオーダー以外の形の時は、静観するので、無駄なトレードが減るので大損も少なくなります。
特別なインジケーターがいらない
パーフェクトオーダーは、移動平均線だけでOKなので、特別なインジケーターが必要ありません。
移動平均線は、すべてのFX会社に標準で入っているインジケーターなので、無料で利用できるため使いやすいというメリットがあります。
パーフェクトオーダーの3つのデメリット
- 完成するまで時間がかかる
- パーフェクトオーダーが完成する頃には相場が動き出している時がある
- 相場急変時には対処できない場合がある
FXのパーフェクトオーダーに関するデメリットは、上記の通りです。
詳しく解説していきます。
完成するまで時間がかかる
パーフェクトオーダーは、完成するまでに時間がかかります。
移動平均線の本数が増えれば増えるほど、完成するまでの時間が増えていきます。
形が完成する頃には相場が動き出している時がある
パーフェクトオーダーが完成するよりも前に、相場が先に動いている場合があります。
そのため、多く動いていても値幅をうまく取れなかったという事態が発生します。
しかしながら、『相場の頭と尻尾はくれてやれ』という相場の格言にあるように、値幅は少なくても勝てる場面だけトレードすることが重要です。
相場急変時には対処できない場合がある
パーフェクトオーダーの形を形成していても、経済指標・要人発言などの相場急変時には、対処できない場合があります。
そのため、パーフェクトオーダーの形が崩れたら、1度損切りをして、様子を見るということが重要です。
間違っても、『パーフェクトオーダーの形だから大丈夫だ』と放置しないようにしましょう!
パーフェクトオーダーの見方
- 移動平均線の順番
- 移動平均線の角度
- 移動平均線の間隔
パーフェクトオーダーは、上記の3点を見なければいけません。
1つずつ詳しく解説していきます。
移動平均線の順番
パーフェクトオーダーの順番(上から)
- 短期線
- 中期線
- 長期線
逆パーフェクトオーダーの順番(上から)
- 長期線
- 中期線
- 短期線
パーフェクトオーダーは、移動平均線の順番で、上昇圧力が強い or 下落圧力が強いを決めます。
これ以外の順番の時は、相場が不安定のため、トレードをするべきではありません。
移動平均線の角度
- 角度が急⇒強いパーフェクトオーダー
- 角度が緩やか⇒弱いパーフェクトオーダー
移動平均線角度の判断方法は、上記の通りです。
↑の画像のように、強いパーフェクトオーダーの方が、値幅が狙え・分かりやすく動きます。
しかし、弱いパーフェクトオーダーの場合は、ジリジリと動くので、相場の立ち回り方が難しくなります。
移動平均線の間隔
移動平均線の間隔が【広いと強い相場】・【狭いと弱い相場】だと判断できます。
ただ、移動平均線が密集している時は、注意が必要です。
パーフェクトオーダーの使い方
パーフェクトオーダーの使い方について解説していきます。
順張りが基本
パーフェクトオーダーは、【順張り】が基本になります。
- パーフェクトオーダー⇒買い目線
- 逆パーフェクトオーダー⇒売り目線
移動平均線の手法では最強なので、逆らうと、大きな損失につながる可能性があるので、注意が必要です。
エントリータイミング
パーフェクトオーダーのエントリータイミングは、短期足で押し目を作った時にエントリーしていきます。
長期足のパーフェクトオーダーの時にLOTを落として、エントリーしていくのもOKです。
しかしながら、長期足のパーフェクトオーダーのが出ているからと言って、エントリーしていたら、【高値掴み】【安値掴み】する可能性があります。
そのため、上の画像の例で言うと、短期足で上がった時に、【レジスタンスライン】【サポートライン】などの抵抗でエントリーするのが、リスクリワードが良くなるのでおすすめです。
結果的に短期足の逆張りになる時もありますが、【安値で買って高く売る】【高値で売って安値で利食う】ことが可能になります。
根拠が重なる場所が優位性が高い
- 直近の高値・安値
- 節目付近(00/50)
- ダブルトップ・ダブルボトム
- 短期足の移動平均線が密集している
- チャネルラインの下限
なるべく、上記のような、自分の手法の根拠が重なる場所でエントリーしましょう!
グランビルの法則を知っておくと、エントリーポイントが増えます。
決済タイミング
- 直近の高値・安値
- 節目
- ダブルトップ・ダブルボトム
- オシレーターのダイバージェンス
エントリーポイントと決算ポイントは、同じような場所になることがあります。
なぜならば、強い抵抗は、ロング派・ショート派のどちらも意識する場所だからです。
直近の高値・安値
直近の高値・安値を目安に利確することもできます。
直近の高値・安値が近づいて来たら、時間軸を落として、反転しそうなところで利確することがポイント。
大きな時間足で見ていると思ったよりも、戻してきたということになり利益が半減する可能性があります。
直近の高値・安値で利確する理由については、サイクルクローズを学ぶと理解が深まります⇓
また、重要な高値・安値などは水平線を引いておくと便利です。
節目
【00】・【50】などの節目を目安に利確していきます。
もしかしたら、節目を簡単に抜けてくる場合もありますが、節目は強い抵抗なので、そこを目安に利確をして、次のチャンスに備えることもできます。
ダブルトップ・ダブルボトム
ダブルトップ・ダブルボトムは、【相場の転換点】になることが多いので、利食いをするタイミングです。
ダブルトップ・ダブルボトムについて知りたい方は⇓の記事が参考になります。
オシレーターのダイバージェンス
オシレーターのダイバージェンスを目安に利食いをすることも可能です。
ダイバージェンスとは、相場は強い上昇トレンドですが、オシレーターの高値は下降している状態を言います。
ダイバージェンスは相場が、加熱しすぎている時に起こります。なので、一度調整モードになると一気に調整が進むことがあります。
ダイバージェンスについて知りたい方は⇓の記事が参考になります。
パーフェクトオーダーを使った最強の手法
パーフェクトオーダーを使った最強の手法について解説していきます。
N字手法が最強
N字手法とは、短期線が中期線にぶつかりそうになったけど、反発している所を狙う手法のことです。
この形を知っていると、相場の初動に乗り遅れても安心して見ていられます。
N字手法については、↓の記事で詳しく解説しています。
長期足のトレンド方向を考えると勝率UP
パーフェクトオーダーの勝率を上げるには、長期足のトレンドでパーフェクトオーダーが出ている方向に【順張り】していくことです。
短期足と長期線でパーフェクトオーダーの時は、大きく相場が動くことが多いので、短期トレードでも値幅が狙えます。
短期足でパーフェクトオーダーが出ていても、長期足の相場の流れと同じ方向ではなかったら、あまり値段が伸びないか、ダマシに合うこともあります。
マルチタイムフレーム分析について詳しく知りたい方は、↓の記事が参考になります。
【注意】パーフェクトオーダーでも勝てない場合がある
パーフェクトオーダーは、移動平均線の手法の中では、最強の形です。
しかしながら、どんなにパーフェクトオーダーの勝率が高くても、『絶対はない』という点に注意しましょう!
だましが存在する
パーフェクトオーダーが出ているからと言って、100%上昇するわけではありません。
そのため、パーフェクトオーダーが出ているからと言って、大きくポジションを取るのは危険です。
チャート検証が大切
パーフェクトオーダーで勝率が高い場所を把握しておく必要があります。
そのため、検証ソフトでパーフェクトオーダーの検証をして、変なダマシに引っかからないように、手法の勝率を上げることが重要になってきます。
人気がある検証ソフトは、以下の2つです。
練習君プレミアム
- 金額が安い
- MT4を使って検証ができる
- アップグレード手数料がかからない
練習君プレミアムは、購入金額が安いにもかかわらず、チャートの検証に困ることはありません。
また、MT4を使って検証ができるので、自作の独自のインジケーターのバックテストもできます。
しかしながら、MT4上で検証するので、チャートの巻き戻し機能はありません。
\ 累計30,000ダウンロード達成 /
Forex Tester5
- 独自のソフトをインストール
- 検証の保存ができる
- チャートの巻き戻しができる
Forex Tester5は、海外の会社が販売していますが、日本語でサポートをしてくれるので、安心して使うことができます。
独自のソフトをインストールするため、検証の保存ができ、後日保存した所から検証を再開することができます。
しかしながら、アップグレードする度に追加でお金がかかるというデメリットがあります。
\ 30日間の返金保証付き /
パーフェクトオーダーのよくある質問
- おすすめの時間足はありますか?
- スキャルピングでも使えますか?
パーフェクトオーダーに関する、よくある質問について詳しく解説していきます。
おすすめの時間足はありますか?
パーフェクトオーダーは、すべての時間足で使えるため、おすすめの時間足はありません。
自分の手法に合った時間足で、使えるので、使いやすい手法です。
スキャルピングでも使えますか?
パーフェクトオーダーは、スキャルピングでも使うことが可能です。
考え方は、どの時間足を使っても、すべて同じです。
スキャルピングでも、長期足の流れを考えながら、トレードすることで勝率は上がります。
まとめ:パーフェクトオーダーの手法だけでも勝てる
パーフェクトオーダーとは、移動平均線が短期・中期・長期の順番に並んでいる状態のことを言います。
FXには色々な手法がありますが、手法は、パーフェクトオーダーだけでも勝つことができます。
移動平均線の設定の数字は、自分が使いやすい設定でOKです。
- 直近の高値・安値
- ダブルトップ・ダブルボトム
- 節目
上記のような根拠が重なる場所でエントリー・決算をします。
パーフェクトオーダーは長期の順張り・短期の逆張りトレードをするのが【基本的な戦略】になります。
順張り・逆張りについて知りたい方は、⇓の記事が参考になります。