
パーフェクトオーダーは【移動平均線】を使うFXの手法のひとつになります。
この手法を使うメリットは、
- 分かりやすい
- リスクリワードがいい
という2点です。
相場の流れをつかむには、移動平均線を使ったパーフェクトオーダーの手法がお勧めです。実は、相場が大きく動く時は、パーフェクトオーダーになっていることが多いです。
パーフェクトオーダーとは
パーフェクトオーダーとは、移動平均線の短期・中期・長期足が順番に並んでいる状態を言います。
上の画像はドル円のパーフェクトオーダーのチャートです。
一般的に多く使われている設定の短期線25SMA(赤)中期線75SMA(緑)長期線200SMA(オレンジ)でパーフェクトオーダーを現わしています。
パーフェクトオーダーに必要な設定・本数について以下で、詳しく解説していきます。
移動平均線の設定
移動平均線の設定期間は人によって様々です。
一般的に使われている数字は25SMA・75SMA・200SMAですが、数字は自分が使いやすいものでOKです。
本数は関係ない
本数は3本以上あれば、何本でもOKです。
私は、移動平均線は5本使っています。別の人は8本使ってパーフェクトオーダーを使っている方もいます。
考え方は、3本でも5本でも8本でも同じです。
なので、本数に正解はないので、自分が使いやすい本数をつかいましょう!
パーフェクトオーダーのメリット
- 初心者でも使いやすい手法
- リスクリワードが良い
パーフェクトオーダーのメリットは↑の2つです。
初心者でも使いやすい
パーフェクトオーダーは移動平均線の形が、短期・中期・長期の順番になっていればOKなので、見た瞬間にすぐに分かります。
なので、難しいことを覚えなくて良いので、初心者の方でも使いやすいです。
リスクリワードがいい
パーフェクトオーダーは相場の流れに沿ってトレードするので、リスクリワードが良くなります。
リスクが1に対して利益が2以上になることが多いです。
パーフェクトオーダーの使い方
パーフェクトオーダーの使い方について解説していきます。
順張りが基本
パーフェクトオーダーは基本【順張り】が基本になります。
すべての移動平均線の向きと同じ方向にポジションを取っていきます。
長期足のトレンド方向を見極めるのも大切【ダマシ注意】
パーフェクトオーダーの勝率を上げるには、長期足のトレンドでパーフェクトオーダーが出ている方向に【順張り】していくことです。
なので、結果的に短期足の逆張りになることもあります。
短期足でパーフェクトオーダーが出ていても、長期足の相場の流れと同じ方向ではなかったら、あまり値段が伸びないか、ダマシに合う可能もあります。
スキャルピングもOK
パーフェクトオーダーは【スイングトレード・デイトレード・スキャルピング】どれでも使うことが出来ます。考え方はすべて同じです。
パーフェクトオーダーは長期足の順張りなのですが、スイング・デイトレ・スキャルピングで指す長期足が違います。
パーフェクトオーダーのエントリータイミング
パーフェクトオーダーのエントリータイミングについて解説していきます。
基本は短期足の押し目・戻しを狙う
パーフェクトオーダーのエントリータイミングは、短期足で押し目を作った時にエントリーしていきます。
例えば、30分足⇓
⇓5分足
長期足のパーフェクトオーダーの時にLOTを落として、エントリーしていくのもOKです。しかしながら、長期足のパーフェクトオーダーのが出ているからと言って、エントリーしていたら、【高値掴み】【安値掴み】する可能性があります。
根拠が重なる場所でエントリーする
なるべく、根拠が重なる場所でエントリーしましょう!
- 直近の高値・安値
- 節目付近(00/50)
- ダブルトップ・ダブルボトム
- 短期足の移動平均線が密集している
- チャネルラインの下限
など、自分の手法の根拠が重なる場所でエントリーしましょう!
パーフェクトオーダーの決済のタイミング
- 直近の高値・安値
- 節目
- 強いレジスタンス・サポートライン
- ダブルトップ・ダブルボトム
- オシレーターのダイバージェンス
エントリーポイントと決算ポイントは同じような場所になることが多いです。
なぜならば、抵抗などはロング派・ショート派のどちらも意識する場所だからです。
直近の高値・安値
直近の高値・安値を目安に利確することも出来ます。
直近の高値・安値で利確する理由については、サイクルクローズを学ぶと理解が深まります。
節目
00・50等の節目を目安に利確していきます。
もしかしたら、節目を簡単に抜けてくる場合もありますが、節目は強い抵抗なので、そこを目安に利確をして、次のチャンスに備えることも出来ます。
ダブルトップ・ダブルボトム
ダブルトップ・ダブルボトムを作ったら利食いをします。
オシレーターのダイバージェンス
オシレーターのダイバージェンスを目安に利食い。
ダイバージェンスは相場が、加熱しすぎている時に起こります。なので、一度調整モードになると一気に調整が進むことがあります。
【強い】【弱い】パーフェクトオーダーがある
パーフェクトオーダーには【強い】【弱い】パーフェクトオーダーがあります。
- 移動平均線の角度
- 移動平均線の間隔
以上の2点でパーフェクトオーダーの強弱が分かります。
移動平均線の角度
移動平均線角度の判断方法
- 角度が急⇒強いパーフェクトオーダー
- 角度が緩やか⇒弱いパーフェクトオーダー
このように強いパーフェクトオーダーの方が、値幅が狙え・分かりやすく動きます。
しかし、弱いパーフェクトオーダーの場合は、ジリジリと動くので、相場の立ち回り方が難しくなります。
移動平均線の間隔
移動平均線の【間隔が広いと強い相場】・【狭いと弱い相場】だと判断できます。
パーフェクトオーダーを極めるためには練習が必要
利益を最大限獲得するためには、【練習・検証】が必要不可欠となります。
パーフェクトオーダーは形が分かりやすいので、練習は不要だと思うかもしれません。
しかし、パーフェクトオーダーがもし完璧な手法なら、みんなが使っていると思いませんか?
どの手法でも絶対に勝てるわけではありません!欠点は存在します。その欠点を見つけたりするのには、プロトレーダーが使っている練習ソフトが必要になってきます。
パーフェクトオーダーまとめ
パーフェクトオーダーとは、移動平均線が短期・中期・長期の順番に並んでいる状態のことを言います。
移動平均線の設定の数字は、自分が使いやすい設定でOKです。
エントリー・決算タイミング
- 直近の高値・安値
- ダブルトップ・ダブルボトム
- 節目
などの、根拠が重なる場所でエントリー・決算をします。
パーフェクトオーダーは長期の順張り・短期の逆張りトレードをするのが基本的な戦略になります。
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