パラボリックとは、どういうインジケーターなんだろう?使い方を知りたいな。
パラボリックとは、相場の転換点が分かるインジケーターです。
SARは、1本しか表示されないので、分かりやすくFX初心者でも簡単に使えます。
パラボリックは、ポジションを持つタイミング or 利食いのタイミングにも使えるという最強のインジケーターです!
FXのパラボリックSARとは
パラボリックとは、放射線という意味で、チャートの上・下にSAR(ストップ&リバース)という指標を表示させて、【相場の転換点】を探るのに使われます。
相場転換点でポジションを持ち、次の相場転換点で利食いをして、ドテンのポジションを持つというようなトレードを繰り返すことができます。
計算式
SAR(Stop And Reverse Point) = 前日のSAR + AF ✕(EP - 前日のSAR)
引用:マネックス証券
※AF(Acceleration Factor):加速因数
EP(Extreme Point):買い持ちしている期間の最高値、または売り持ちしている期間の最安値
パラボリックの計算は、難しいので、計算式を覚える必要はありません。
しかしながら、どういう計算方法で導きだされるのかを、知っておくと戦略の幅が広がります。
株・仮想通貨でも使える
パラボリックは、株や仮想通貨などでも使うことができます。
非常にシンプルなインジケーターなので、FX以外の金融商品でも、同じ考え方でトレードできるのは良いですよね。
パラボリックの最強の設定値
- 初期値:0.020
- 最大値:0.200
- 加速因数:0.010
パラボリックの設定値は、多くのFX会社で使われている【デフォルト設定】がおすすめです。
設定値を変更したい場合は、加速因数を変更しましょう!
パラボリックの見方
パラボリックの見方について解説していきます。
パラボリックが下にある場合【買い目線】
パラボリックが下にある場合は『買い目線』(ロング)で、相場を考えていきます。
パラボリックが上にある場合【売り目線】
パラボリックが上にある場合は、『売り目線』(ショート)で、相場を考えていきます。
パラボリックの角度も重要
- 角度が急⇒強いトレンド相場
- 角度が緩やか⇒弱いトレンド相場
↑のように、パラボリックの角度からは、相場の強さを読み取ることができます。
また、パラボリックの線の長さも一緒に考えるようにしましょう!
パラボリックの使い方
FXのパラボリックの使い方について解説していきます。
【基本戦略】転換点を狙う
パラボリックの基本戦略は、買いサイン(赤)・売りサイン(青)が転換した所を狙っていきます。
転換した所で、ポジションを持つことによって、相場の最安値・最高値圏でエントリーをすることが可能になります。
利益確定ポイント・損切りも転換点がおすすめ
パラボリックの利益確定ポイント・損切りポイントも買いサイン(赤)・売りサイン(青)が転換した所がおすすめです。
他のインジケーターと組み合わせることもおすすめ
パラボリックは、若干トレードタイミングが遅い場合があります。
そのため、他のインジケーターも合わせて使うことで弱点を補うことも可能になります。
また、ダマシに引っかかる可能性も低くなるので、おすすめです!
パラボリックのデメリット
- レンジ相場に弱い
- ダマシに注意が必要
パラボリックを使う際のデメリットは、上記の通りです。
詳しく解説しています。
レンジ相場に弱い
パラボリックの売買タイミングは、赤と青が切り替わる転換点です。
しかしながら、レンジ相場や、ジワジワ相場が動く相場は、相場の転換サインが遅く、損切りが頻発してしまうので注意が必要です。
ダマシに注意が必要
↑の画像のように、パラボリックにもダマシは存在しています。
特に、レンジ相場など、動きがハッキリしない相場でダマシが発生しやすいので注意が必要です。
パラボリックのおすすめの手法【3選】
パラボリックを使った、おすすめの手法について解説していきます。
チャートパターンと組み合わせた手法
パラボリックは、相場の転換のサインが分かりやすいですが、トレンド相場だとダマシが多いという欠点があります。
そのため、チャートパターンと組み合わせた手法がおすすめです。
FXで知っておくべきチャートパターンについては、↓の記事で詳しく解説しています。
RSIと組み合わせた手法
パラボリックの転換点と合わせて、RSIの売買タイミングを考えた手法もおすすめです。
RSIの使い方については↓の記事で詳しく解説しています。
環境認識と組み合わせた手法
パラボリックでは、いつまでトレンドが続くのか分かりづらいです。
そのため、長期足や他の通貨ペアとの兼ね合いを考えながら、トレードする手法がおすすめ。
環境認識のやり方については、↓の記事で詳しく解説しています。
まとめ:パラボリックSARは相場の転換点が分かるインジケーター
パラボリックは、チャートの上・下にSARを表示することにより、相場の流れが分かるインジケーターです。
上・下のSARが転換した所は、相場の流れの転換点になる可能性が高い場合になります。
なので、SARの転換点でエントリー・利食い・損切りをしていきます。
パラボリックの強みは、相場の転換点で利食いをした後に、ドテンでポジションを持つことができる点にあります。
パラボリックは、シンプルで使いやすいので、初心者にもおすすめのインジケーターです!